


「東郷青児 蒼の詩 永遠の乙女たち」野崎泉 編
この本、編集・作品のチョイスがよかったです。タブロー、ブックデザイン、洋菓子店の包み紙、雑貨デザイン、化粧品のパッケージ、喫茶店のプロデュースなど、作品以外の仕事が集められていて、初めて見るものも多くあり楽しめました。書籍の装丁やパッケージデザインを見ると、東郷青児は今の時代だったらイラストレーター的であったんだなと思いました。デフォルメの仕方が絵画というよりイラストレーションです。そして、ファッションセンスがとてもいい。今の目で見ても古くさくないし、当時のVOGUEやBAZAARなどのモード雑誌にも影響を受けてますね。色彩感覚も素晴らしく、ここ数年の私のフェイバリットなグレイッシュで色味を押さえたカラーリングにうっとりします。
男性の感性とは思えない位、限りなくロマンティックでフェミニン、スィートな世界。油彩ではできるだけ削ぎ落とされてるけど、もうおさえきれず出てしまいました的な作品もあって、自分もよくそういった感じで描くときがあるのでよくわかりますみたいなw(失礼!)。この本からあらためてわかったこと。東郷青児ってチャーミングで粋な方だったんだろうなと思いました。お会いしてみたかった!
自由が丘の「モンブラン」へ行って、モンブランが食べたい。
2 件のコメント:
今もイキイキまぼろしの女性に誘われているような・・・
>k・kさん
そうかもしれませんね(笑)
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