


ゴダールの映画でのアンナ・カリーナが好きです。
「女と男のいる舗道」での美しいモノクロの映像に彼女のたたずまい、演技ともに役のキャラクター、ストーリーとマッチしていた作品で特に好きだった。きっと日本では「ANNA」「気狂いピエロ」あたりが人気ありそうだけど。3枚目の写真は劇中の映画館で「裁かるるジャンヌ」を見てうるうる泣くアンナの表情が哀しくてもらい泣きしてしまった位、印象に強く残ったシーン。この映画は内容は哀しいんだけど彼女の光り輝いていた時代の絶頂期の作品としてはよかったなあ。なんか彼女の大きい瞳って憂いがあって、存在自体がはかなげ(頼りなげ?)な感じがする。まだ、全然ご存命だけど。瞳といえば最近今さらながら気がついたのがブルーアイズだったこと。モノクロだけしか見た事なかったわけでもないのに。深いグレーがかったブルーだからわからなかったみたい。
下の動画は「女は女である」から、マリンウェアからストリップティーズにと全然セクシーじゃない(笑)シーン、それがかわいいけど。ブルーのアイシャドウがきれい。この時代のフランス映画の映像って、いつ見ても古さを感じさせなくて素晴らしい。
1 件のコメント:
アンナ・カリーナのコケティッシュな佇み、不思議で謎めいている表情、素敵です。個性的でハイセンス、いかにもフランス女優ですね。女性を個性的に美しく撮る、ゴダールに愛されたのがよく分かります。そして(ヌーヴェル・ヴァーグ)を、彩り豊かな世界にしてくれたふたり(ゴダール、アンナ)は、時は流れても、セピア色にならないです。
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